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各地ニュース:大阪:世界初 ベンガラ染料開発 羽曳野の塗料販売会社

記事要約

 世界最古の顔料、ベンガラは土から採れる酸化鉄であり、紫外線に強く、防虫防腐の効果があることから、日本では主に家屋塗装に使われてきた。建築技法の変化により、ベンガラ塗装は衰退したが、大地生まれの天然素材を生かそうと、ベンガラ塗料販売会社のナカジマ(羽曳野市)は、衣服など繊維に着色できるベンガラ染料「古色の美」を開発。土から生まれて土に返る“環境循環型染料”として、国内外から注目を浴びている。ベンガラは、旧石器時代のラスコーやアルタミラの洞窟壁画にも使用されており、「古代色」と言われている。同社には、国内はもとより、オーストラリアやアメリカなど海外からの視察客も頻繁に訪れる。いわゆる鉄さびであるベンガラは、赤色のイメージが強いが、熱の加え方によって形が変化し、色に違いが出てくる。23色もの色が作ることができる。

疑問

ベンガラの紫外線に強いという特徴をもっと他に利用できないのか。

主張・考え

古代から利用されていたものほど、真の使い道に気づかれづに使われなくなるものが多いと思う。私たちが日々何気なく利用しているものにも他の使い道はないのか日常生活の中で探していきたい。また、吹田市万博記念公園では「万博ロハスフェスタ」万博の土で作った「万博染め」やベンガラ染めの体験(有料)を実施していたそうだ。日本や世界の文化に直接触れる機会は少ないので機会があったら進んで参加してみたい。